冬季 正式競技

スキー

ジャイアントスラローム

山の斜面に旗を立て、その間を滑りぬけながら速さを競う競技で、主にヨーロッパアルプスの山岳地方で発達してきたことからアルペン種目と呼ばれます。この種目には、ジャイアントスラローム(大回転)、スラローム(回転)、ダウンヒル(滑降)、スーパーG(スーパー大回転)等があり、国スポではジャイアントスラロームが正式種目として採用されています。通常の競技会では2回の滑走の合計タイムで順位を決定しますが、国スポでは1回のレースで順位を競います。選手は、コース内にセットされた全てのゲート(赤と青の旗門)を順番どおりに通過してゴール(フィニッシュ)した所要タイムを競います。平均スピードは時速50~70㎞にもなり、そのスピードの中でいかに確実に旗門を通過して滑走するかがポイントとなります。強靭な体力とスピード感覚、平衡感覚、瞬時の判断力が要求されます。

スペシャルジャンプ

 クロスカントリー競技とともにノルディック種目と呼ばれ、スウェーデン・ノルウェー・フィンランドの北欧3カ国を中心に発達した競技です。ジャンプ競技は、空中を勇壮・豪快・華麗に滑空するため、スキー競技の華ともいわれています。大胆さ・力強さ・正確さをあわせもつジャンプが理想とされ、なおかつ個性のあるジャンプが要求されます。またジャンプ台にはその規模(ヒルサイズ=HS)によりフライングヒル、ラージヒル、ノーマルヒル、ミディアムヒル、スモールヒルがありますが、国スポではノーマルヒルで競技を行います。競技は、飛んだ距離とフォームをそれぞれ得点(飛距離点・飛型点)に換算し、2回の飛躍の合計得点によって順位を決定します。

コンバインド

 ノルディック種目のジャンプ競技とクロスカントリー競技の2種目を合わせて勝敗を競うため、ノルディックコンバインド(ノルディック複合)と呼ばれます。ジャンプでは瞬発力、クロスカントリーでは持久力が試され、総合的な運動能力を求められるため、その勝者は「KING of SKI」(スキーの王様)として称されます。
国スポでは、グンダーセン方式で行い、前半のジャンプ競技はスペシャルジャンプ競技会場と、後半のクロスカントリー競技はクロスカントリー競技会場と同会場で行います。

クロスカントリー

 ジャンプ競技とともにノルディック種目と呼ばれ、北欧を中心に発達した競技で、野山を駆け回るために生まれた、スキーの原点とも言える競技です。陸上競技の長距離種目と同様に持久性が要求される種目ですが、スキーとストックを使い滑走することから、スキーテクニックや雪質に合わせたワックスの選択などの技術も大変重要となります。選手の体力(持久力等)・技術・戦術などの高度な能力が十分に発揮できるように、登り・降り・平地を組み合わせたコースが設定されます。走法はクラシカル走法(片足踏み付け交互に繰り返し滑走する方法)とフリー走法(スケーティングを含めたあらゆるものの混合走法)とがありますが、国スポの個人種目はクラシカル走法で、リレー競技はフリー走法で行われます。

競技別日程

種目種別会場地市町村競技会場競技日程
ジャイアントスラローム全種別飯山市戸狩温泉スキー場調整中
スペシャルジャンプ少年男子飯山市市営飯山シャンツェ調整中
スペシャルジャンプ成年男子飯山市市営飯山シャンツェ調整中
コンバインド少年男子飯山市長峰クロスカントリースキーコース調整中
コンバインド成年男子飯山市市営飯山シャンツェ調整中
クロスカントリー全種別飯山市長峰クロスカントリースキーコース調整中

競技会場情報